Itoshiro College

受講申込

第2期いとしろカレッジ第8回講座 卒業式・新しい未来へ

2018.01.31  

1月13、14日は第2期いとしろカレッジの卒業式でした!!
受講生6名は20代から70代でそれぞれ東京、静岡、福井、愛知から7ヶ月間、石徹白に通ってくださいました。1泊2日の全8回をすべて出席したのはなんと5名。
今年の大雪で、雪道で来られるか‥とか、数日前にインフルエンザであることがわかったとか、仕事を休めない‥など、それぞれに心配があったものの、卒業式に全員揃うことができたのは、何より良かったと思います。

特別講師の澁澤寿一さんをお迎えして、1日目は受講生がカレッジでの経験を経て、どんな学びがあり、自分の未来に生かしていくのかの発表をしてもらいました。トップバッターは今学期、最年少の岩月宏美さん。

宏美さんは、‘カレッジに参加し、「社会と私が共存している」という感覚が強くなった’ ‘自分の行動は世界中の人にも動物にも自然にも影響すること、少しの実感だけど地球全体で想像できるようになった’ ‘全てのものが先人や色んな人の知恵の積み重ねで生まれ、誰かに作られ、誰かに守られて、手間がものすごくかかっていると感じた。以前はあるのが当たり前で気づかなかったけど、値段以上の価値を感じるようになった’ と沢山の学びを語ってくれました。
これから都会でどう持続可能に生きていくかという問いを持ち、知る・やってみる・考える・学ぶを実践していきたいという彼女を心から応援したいと思います。

その他の受講生もそれぞれの個性で素晴らしい発表をしてくれました!
自分で書いた色紙を皆さんにプレゼントしたり、ギターを使って、自分の想いを込めて歌を披露してくれたりと、途中で思わず感涙してしまう場面もありました。一人ひとり、開講式の時とは違う皆がおり、胸がいっぱいでした。70代の受講生2名は本格的に石徹白で自分の使命を果たしたいと意気込んでいます。
年齢に関係なく、このような学びの場でそれぞれの気づきと、かけがえのない仲間たちを得て、みんな踏み出していくのだな、と嬉しく思いました。
皆さんのそれぞれの新しい未来へ―。
いとしろカレッジの卒業、本当におめでとうございます!

最後の夜はなごり惜しいけれど、澁澤先生とともに民宿にて乾杯!
あの時はこうだったね、とか未来についての話に花が咲きます。11月の講座で漬けたかぶらの漬物、肉漬けを持込んで皆で味の確認も。お酒もいい具合に入り、その夜は受講生たちでこたつを囲んで、また語り合ったそうです。

2日目はまるで卒業生を祝福してくれているかのような快晴の天気でした。石徹白の冬景色を楽しんでから、絵馬の製作へ。
受講生の一人が絵馬師ということもあり、卒業の日にこれからの人生での望みや宣言したいことを絵馬に託そうということになったのです。用意された筆を片手に、見本の絵馬を見ながら、それぞれのオリジナリティを出して…。皆楽しそうでした!2時間ほどで完成!

そして、皆でつくった絵馬を白山中居神社で奉納させてもらいました。夏とは違い、雪で覆われた神社の境内を歩くのも良かったですね。開講式同様、禰宜の石徹白隼人さんに取り持っていただきました。それぞれの想いが天に届きますように。
奉納の後外へ出てみると、樹々の間からまばゆい光が差し込みました。本当に祝福を受けているような、ありがたい時間となりました。

石徹白の地で、地域や年代を越えて、お互いに学び合い、絆を深め、これからの人生において大事な何かを見つけ、力強くその一歩を踏み出した卒業生の皆さん。心よりご祝福申し上げます!
受講生、1期卒業生、講師の方々、地域の皆さまのおかげで、第2期いとしろカレッジを終了できたことを本当に感謝しています。
第3期もどうぞよろしくお願いいたします!

<< blog へ戻る

TOP