いとしろカレッジ特別講座2018 vol.2 「聞き書き」石徹白の人々と深く出会う3日間-
2018.12.26 カレッジ風景
10月20-23日に今年度2回目となる、
今回は「聞き書き」をテーマに白山中居神社の秋例祭の週末に合わ せて、
愛知・京都・岐阜から7名の方が参加してくださいました。
学びに来てくださったことが嬉し かったです。
1日目は、皆さんの熱い自己紹介のあと、特別講師を務めてくださっている
澁澤寿一さんをお迎 えして、時代や価値観の変遷、
澁澤寿一さんをお迎
「聞き書き」 の心得や手法について講義していただきました。
「コミュニティ」とはなにか、地域の寄合と会議の違いなど、
毎年同じテーマで講義していただいても、毎回新しいことを盛り込んで話してくださり、
澁澤さんのお話だけでも参加の価値ありという感じ。
「コミュニティ」とはなにか、地域の寄合と会議の違いなど、
毎年同じテーマで講義していただいても、毎回新しいことを盛り込んで話してくださり、
澁澤さんのお話だけでも参加の価値ありという感じ。
いつもありがたいです。
講義のあとは、グループに分かれて80代のお二人の話し手さんから、
お話を伺いました。
お二人とも温かくご自宅で私たちを迎えてくださり、
それぞれ今では想像できない貴重な身の上話をしてくださいました 。
普段、何気なく挨拶を交わしているお二人でしたが、
こうして時間をきちんと取り、しっかり昔のお話を伺うことは、
本当に大事なことだな、と改めて思いました。
本当に大事なことだな、と改めて思いました。
参加者の「短い時間だったけど、お話を聞いて同じ時間を共有しただけで、
こんなにも感動した、 自分の祖父母にも聞き書きしたい」
という感想が印象的でした。
夜も、美味しい地元料理とともに賑やかな交流会でした!
個性豊かな参加者の皆さん。そして、夜の澁澤さんのお話も楽しく、
そうして1日目もそれぞれに深まりまがら、過ぎていきました。
個性豊かな参加者の皆さん。そして、夜の澁澤さんのお話も楽しく、
そうして1日目もそれぞれに深まりまがら、過ぎていきました。
2日目は朝食後、秋のお祭りについて石徹白清住邸で小枝子さんにお話を伺いました。
この上在所のお家に嫁がれてから、ずっと神道のしきたりを粛々と
この上在所のお家に嫁がれてから、ずっと神道のしきたりを粛々と
続けてこられた小枝子さんには本当に学ぶことが多く、
いとしろカレッジでは、どこかで必ず小枝子さんのお家に伺います。
今回もかけ足でしたが、お世話になりました。
いとしろカレッジでは、どこかで必ず小枝子さんのお家に伺います。
今回もかけ足でしたが、お世話になりました。
そして、そのまま白山中居神社の秋例祭に参加。
今年の五穀豊穣に感謝の気持ちを込めて。
気持ちの良いお天気の中、新米でつくられた ‘げど’もしっかり手に入れ、
地域の方々にもお声を掛けていただきながら、
石徹白の慣習や文化を垣間見れた良 い時間となったようです。
今年の五穀豊穣に感謝の気持ちを込めて。
気持ちの良いお天気の中、新米でつくられた ‘げど’もしっかり手に入れ、
地域の方々にもお声を掛けていただきながら、
石徹白の慣習や文化を垣間見れた良
magoemonさんで美味しいランチを食べた後は、
それぞれ2時間ほど「 聞き書き」したものを皆で手分けして、
それぞれ2時間ほど「
一言一句書き起こすハードな作業!
何度も何度も録音されたものを聞き直しながら、
何度も何度も録音されたものを聞き直しながら、
一文字一文字を書き起こしていく。皆の総力作業です!
週末だけの途中参加だった方がいたこともあり、
このプログラムでは「聞き書き」したお二人のうち、
このプログラムでは「聞き書き」したお二人のうち、
Hさんの作品だけ完成させることにして、
後日もう一人のYさんの作品を仕上げることにしました。
途中参加の方は、帰る時は名残り惜しそうで、
Yさんの作品の編集作業は必ず石徹白に戻ってきます!
Yさんの作品の編集作業は必ず石徹白に戻ってきます!
と言い残して帰られました。
2日目の夜は人数が少なくなりましたが、また深い語らいの時間に。
またそのあと、参加者の皆さんは、次の日の編集に備えて
作業をされていたようです。すごい!
またそのあと、参加者の皆さんは、次の日の編集に備えて
作業をされていたようです。すごい!
最終日は、何十ページにわたるHさんの書き起こした全文を編集する作業!
時系列に話を並べ変えたり、繰り返しや言い淀み部分はカットしたり。
この部分は絶対入れたいね、と皆で相談しながら、
段落ごとに小見出しをつけたり。
限られた時間内で何とか仮編集を終わらせて、
Hさんのお家へ再び訪問しました。
時系列に話を並べ変えたり、繰り返しや言い淀み部分はカットしたり。
この部分は絶対入れたいね、と皆で相談しながら、
段落ごとに小見出しをつけたり。
限られた時間内で何とか仮編集を終わらせて、
Hさんのお家へ再び訪問しました。
編集した文章を皆で交代して音読し、Hさんに聞いていただきました。
時折深く頷いたり、笑ったりしながら
「本当にその通りじゃったじゃ。こんだけ、ようまとめてくれた。」
と、何度も言ってくださいました。
Hさんと音読した私たちの目に自然と涙が光って、
「
「本当にお会いできて、お話しできて良かったです」
と、参加者の皆さんが、帰り際にHさんと固く握手を交わし、
「また、いつでも遊びにおいでよ」と、Hさん。
聞き書きは、その人が生きてきた証を残す作業。
そして、私たちもそれを未来に活かしていく。
本当によい3日間となりました!!
と、参加者の皆さんが、帰り際にHさんと固く握手を交わし、
「また、いつでも遊びにおいでよ」と、Hさん。
聞き書きは、その人が生きてきた証を残す作業。
そして、私たちもそれを未来に活かしていく。
本当によい3日間となりました!!
12月に入ってから、Yさんの聞き書きを編集しに石徹白に来てくれた参加者さん!
表紙は折り紙をコラージュして、手づくりで。
表紙は折り紙をコラージュして、手づくりで。
実はHさんの分も、皆でその後オンライン上でやり取りし、
再編集したものを製本して、お持ちしました!
無事にYさんにもお渡しすることができ、喜んでくださいました!
今度は石徹白に彼氏を連れて遊びにおいでよ、とYさん。
短い時間ながら、皆さん深い交流でしたね。
これからも、これを機に石徹白とつながってくださるといいな*
今回も深い学びをありがとうございました!!
再編集したものを製本して、お持ちしました!
無事にYさんにもお渡しすることができ、喜んでくださいました!
今度は石徹白に彼氏を連れて遊びにおいでよ、とYさん。
短い時間ながら、皆さん深い交流でしたね。
これからも、これを機に石徹白とつながってくださるといいな*
今回も深い学びをありがとうございました!!