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第2期いとしろカレッジ第1回講座 開講式・地元学:集落歩き

2017.07.15  

7月8、9日に第2期いとしろカレッジの第1回講座を開催しました!!
今期は、東京・静岡の遠方から参加してくださる受講者を迎えて、6名でのスタート!
1期とはまたガラッと様相が変わり、新しい仲間たちと過ごす約7か月間が楽しみです。少人数ということもあり、今年は第1回目から皆が打ち解け、仲間意識が芽生えた2日間でした。

昨年同様に特別講師の澁澤寿一さんにお越しいただき、基調講演をしていただきました。高度経済成長以前と以後の暮らしの変化や、農山村と現代の暮らしの価値観やあり方の違い、澁澤さんが実際に訪れたまたぎのおじいちゃんのお話…。山から恵みをもらって生きるおじいちゃんにとっては、自然がまさに自分の体の一部。畑仕事、お家の草刈り、80代でどんなに体がしんどくても、自分の子どもたちが田舎の暮らしに興味がなくても、山に木を植え続けるのは、自分の体に絆創膏を張るのと同じで、山をいためた分、恩返しをすることなんだと。
自分のいのちがどこにつながっているのか、という感覚は現代では全く薄れてしまっていますし、昔の暮らしの通りに戻ることはできないけれど、これからどう自然とつながりながら生きていけばいいのかを考えさせられる、いとしろカレッジ開講にふさわしいお話をしていただきました。

今年は白山開山1300年という節目の年でもあり、受講生たちも特別な想いで参加してくれているようです。今年度もまずは白山中居神社にお参り。禰宜の石徹白隼人さんに修祓していただき、お話を伺いました。また、受講生に絵馬師の方がおり、絵馬の由来や意味なども教えていただきました。白山中居神社の創業祭でも大きな絵馬を奉納されました。

また、夜はちょうど石徹白保育園の七夕が祭りがあり、小さな子どもたちの成長を地域の方々とともに見ることができました!こんなに子どもいるんだっけ?と思うくらい、小中学生、新生児たちも大集合。受講生たちも赤ちゃん、久しぶりに抱っこさせてもらった!と喜んでいました。

夜は民宿で地のものを食べ、地域住民との交流。今年度の受講生はみんなお酒が飲める!ということで、1日目ながら皆の距離が近かったように感じました。
遅くまで呑んでいた人もいたようですが、2日目の朝の6時からのワークは任意だけど全員が参加!神社を散策し、浄安杉までご挨拶に行きました。浄安杉を前にして寝転んでみたり、瞑想をしてみたり。気持ちのよい時間を過ごしました。

地元学の集落歩きでは、昨年も案内してくださり、いつもお世話になっているKさんとMさんにお願いしました。2年目ということもあるのか、「今年はここへ行ってみようと思うんじゃけど、どうじゃろね〜」と昨年と違う場所を提案してくださったり、案内役を楽しんでいる様子だったので、嬉しかったです。
地域の中を歩いていると、田んぼで石徹白の人がタモで何かを必死に追っていて、何をしているのかを尋ねたら、田んぼで育てていたコイの稚魚を池に移すために捕まえているのだとか!
池に稚魚をそのまま放すより、田んぼの水がコイが大きくなるのにちょうどいい温度だそうで。まだまだ知らないことがいっぱいです。
家族総出でコイを捕まえるのは大変そうでしたが、なんだかほのぼの。
また、「住むにはこの辺がいいかもなぁ」と早くも移住先の物件を検討する受講生たち、第1回目で気が早いですね。笑

集落歩きから帰ってきた後には、美味しいご飯の時間!
石徹白の若いママさんたちが作ってくれた石徹白・郡上の食材を使ったお料理。子どもたちを含め、皆で食卓を囲み、山や川の恵みに感謝していただきました。
お料理上手のママさん2人は、今年出産を控えていて、石徹白がまた一段と活気づきそうです!

各グループそれぞれが、集落歩きを通じて感じたこと、地域の方たちが何を大事にして暮らしてきたかを、撮影した写真とともに模造紙にまとめて発表しました。
何を未来につないでいくのか、どのように関わっていけるのか。次回以降も五感をフルに使って学びを深めていきます。

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