白山中居神社の春の例大祭
2018.05.22 いとしろの徒然
5月20日は白山中居神社の春の例大祭でした。
神社のお祭りは年に3回ありますが、春の例大祭はその中でも特別なものです。
小学生の巫女二人が五穀豊穣を祈願し、「五段の神楽」を奉納します。
今年は小学2・3年生で2ヶ月前くらいから毎日練習していたそう。
私も彼女たちが保育園の時から知っていたので、凛とした姿に本当に感心してしまいました。大勢の人たちの前での大役でしたが、素晴らしかったです。
そして、その後は男たちの出番。
縄文の時代から祈りが捧げられていたという磐境[イワサカ]の前で、
山伏の法螺貝の音の響きとともに、ヤマブキの花に彩られた御神輿を担ぎます。
昔、宮川に掛かる橋が丸太だった頃(今は手すりつきのコンクリート)もその橋を渡って担いだそうです。想像するだけで足元がすくんでしまいそうですが、不思議と川に落ちた人はいなかったとか。
昔の人の甲斐性は本当にすごいなぁと思います。
今では境内をまわるのですが、担ぐ人数も減ってしまい、かなり重そう!
一人で持ち上げられないものを皆で力を合わせて担ぐことに意味があるのですよね。わっしょい、わっしょい!
御神輿を担いだ人に触れると、神様のご加護を分けていただけるそうですよ。
この地域の祭りを守れなければ、地域も守れないと禰宜さんがおっしゃっていました。
集落の人口が減少しても、神社の神事を地域の人たちでしっかり執り行い続けることは並大抵のことではありませんが、次世代に継承できることを祈っています。
この日は、地域とのつながりと感謝の気持ちを一層感じた一日でした!